これからのシュタイナー幼児教育を読んだ。
いやはや、入間カイさんの今まで言いたかったことをまとめたという感じの本です。シュタイナー用語もほとんど出てこないので、分かりやすい内容になっています。
ですが、できれば、シュタイナー業界にどっぷり浸かっている人に読んでほしいです。
まったくの初心者でも分かるように書いてあるので、はじめての入門書としてもいいと思います。この本を読んでから、他のシュタイナー本を読んだほうが、後々の理解を深めるときに問題が少ないと思います。シュタイナーにどっぷり浸かっている人が読んで、テレビは見ないべきとか、シュタイナー教育は理想の教育とか、言わないようになってほしい。(個人的には、テレビは見ないほうがいいとは思っているがどんなことでも押し付けるのはシュタイナーの本意ではない。「こうすべき」と言った時点で、シュタイナーとは逆の事をしていることになる。そういいたくなる気持ちは分かるけれど。)
入間カイさんの言いたかったことは、私が言いたかったこととほとんど同じと思います。(個人的にはまったく面識ありませんが、理解の深さは私の方が圧倒的に浅いですけれど、Blogとか記事とかを読んでいると同じ考えだなあとよく思っていました。)
なぜ(Why?)という問いに答えていない現代科学。どうなっているか(How?)なんだよね。結局、トートロジー(同語反復)。なぜ、こうなるの?と聞いても、細かく言い直すだけが現代科学。(なぜ病気になるの?と聞けば、ウィルスなり、ばい菌がはいってきて、体のこの部分がおかしくなるからとか答えるだろうけれど、これってなぜ?の答えじゃない。) だから、血の通った科学にならない。
最後に純粋思考でまとめたのは、少し引っかかるけれど(純粋思考は、思考を思考することだと思っていたんだけど。思考を思考しても「温かい血の通った思考」になると思うんだけど)。。ツッコミ(アーリマン)になってしまったかな。このツッコミはまちがっているかもしれないし。。
最後のあとがきの、ボケとツッコミはわかりやすいルシファーとアーリマンの表現だ。アーリマンとルシファーのあいだにキリストがいるのでキリストがなんになるのか?笑いか??(笑いはガンも治すこともあるから、それほど外れてないかも?)
【備忘録】
(このようにまとめてしまうのはよくないけれど、気になるところを忘れないうちに。間違っているかもしれないし)
自由(歩く/意志)、平等(話す/感情)、友愛(考える/思考)
天使(家族/第一・七年期/水の体)、大天使(地域社会/第二・七年期/風の体)、時代霊・精神(人類/第三・七年期/火の体)
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- 2010/10/19(火) 22:14:21|
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