FC2ブログ

シュタイナー、したいなあ

シュタイナーについて思うこと

仲 正雄さんの声のワークショップ

仲 正雄さんの講演録を読んで以来、声のワークショップに参加したいと思っていた。

それから、3年後の2009-11-14にワークショップが近くであるというので行ってきた。(私だけが少し異質な存在だったかも?他の人たちは知り合いのような感じだったので。)

普段、何気なく、使っている声。

聞こえるか聞こえないかは、声の大きさ(音量)ではなく、声の質できまる。仲さんがいくらヒソヒソ話をしても、遠くの人に聞こえている。講演会などで、「聞こえない人は手を上げて」と音量としては小さな声でいうと、後ろの人が手を上げるらしい。聞こえているんじゃんという笑い話なんだけど。

講演会で、言われるのが、同じ話をしてもいいので話をしてほしいと言われることらしい。内容はどうでもよくて、声を聞くことで、何か得るものがあるということだ。仲さんの声を聞くことで、内容も関係あるかもしれないが、それぞれの人がそれぞれ違うことを思い出して自分の中でいろんなことをつなげていく作業を勝手に始めるらしい。いわゆる癒し(カタルシス)になるのだろう。(私も何かで聞いた話だが、「思い出す」ということ自体が快感を与える。何かド忘れたして、苦労して思い出したとき、なんだか嬉しいというか落ち着くというかあると思うんだけど、これも一つの癒しだろう。シュタイナーも教育の中で、低学年に実施したことを覚えさせるのではなくて、忘れさせる。そして高学年になってから、思い出すことで、強固に学習ができるというか身につくということになるようなことを言っていたと思う。忘れるというのは一度、自分の無意識に刻み込みような作業なのかもしれない。)

声の質がいいと、子供たちもよく言うことをきく。あかちゃんなら眠ってしまう。仲さんの声を聞いているだけで、このワークショップ中、体がホカホカ暖かくなり、みんな上着を脱いでいた。

普通、伝えようとすると、直線的な強引な感じで「こうで、こうだから、こうなる。分かったか」みたいな感じになる。でも、相手にはまるで伝わっていない。声の質がいいと、話している相手を包み込むような状態になる。たとえ、話している内容が要領を得なくても伝わる。

仲さんは話していると、いつまでも立っていられるらしく、声によってエネルギーが入ってくるのでそれに寄りかかっているので疲れない。

先生やヒーラーならば、声の質をよくすることは、すごい武器というか道具になると思う。どんな内容を話したかなどは1割ぐらいしか意味をなさない。あとは、声の質で決まる。

仲さんの声は、後ろ向きでしゃべっているほうがよく聞こえる。実際聞いいるとそうなのだ。だから、講演会でも、本当は後ろ向きでしゃべりたいそうだ。

また、ライヤーも弾くのではなくて、離すことで音をだすと、響きが明らかに違う。以前、シュタイナーを知らない頃だったかだいぶ昔、無名の人のライヤー演奏を聞いたことがあったが、そのときは、なんだか「私の演奏を聞けー!」みたいな印象を受けたことがあった。仲さんも弾く場合と、離す場合を実演してくれると、ああ、あの時は、弾いていたんだと思った。いくら離して音をだしている指を見ても、どうやっているのか分からない。弾いているときとは指の動きがあきらかに違うのは分かる。

弓道は、力をいれると手が震えて、絶対に的に当たらない。いかに力を抜くか。そして、体の構造で弓と矢を引っ張り、首の下あたりで焦点が定まったときに、矢を離すと的に当たるとのこと。弓道も奥が深い。

声の質を上げるには、溜めが必要。Mの音をしっかりと閉じること。後ろの仙骨の上の背筋をつかうこと。

声の質がよくなれば、顎から首、肩、背筋がよくなる。立ち姿がよくなる。
肩こりとはおさらば。冷え性ともおさらば。疲れしらず。なんだか、女性のよくある症状がすべて解決するような感じ。女性は、確かに溜めがない気がする。間がないというか。反射的に喜んだり落ち込んだりするので、溜めがないことが多いのではないだろうか。溜めがないから、いい場合もあるだろうけど、無意識にしていることが問題なのだろう。

海外では、お母さんの声だけ聞こえない症候群というのが子供にあるとのこと。お母さんの怒り方というのは怖くないということが多いかもしれない。表面的に怒っていても全然怖くないという体験をしたことがある。声の音量だけは大きいのだが、全然怖くない。(あるゲシュタルトセラピーの受講中のことだが。ゲシュタルトセラピーはいまどき廃れていると思うけど) 逆に女性は、声の大きさ(音量)だけで怖がったりすることが多いような気がする。

冷えとり健康法なんていらないかもしれないと思ってしまった。(声の質を上がるまでは必要だけど。)声の質がよくなって困るのはヒソヒソ話ができなくなること。そこまでいけば、精神的に悪口を言うこと自体がなくなるんだろうけど。
関連記事


  1. 2009/11/16(月) 01:34:44|
  2. 所感|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント:5
<<ベーシックインカムの映画 全編翻訳完了したとのことです | ホーム | 食べ物の影響はすごい>>

コメント

仲さんのワークショップ参加されたんですね~。出会って下さってすごーく嬉しいです!私はシュタイナーのこと全然詳しくないですし、声のワークは参加したことがないのですが、仲さんとお会いする度に何かを頂いてる気がします~♪息子さんのにじみ絵本当にきれいですね(^0^)/
  1. 2009/11/16(月) 10:55:25 |
  2. URL |
  3. よっちゃん #PdqtAtm6
  4. [ 編集]

こないだ、駅前でチラシを見て、興味のあったイベントです。横浜に帰ってきたので行けませんでしたが。たわふさん、いらしたのですね。

拝読すると、「声の質」は「骨のひびき」のことでは、と思えます。
骨の響きには豊かな倍音がふくまれ、部屋の床、壁、天井にしみわたり、聞き手と話し手の骨をひびかせ、空間をつつむ、といわれます。「口角泡を飛ばして」とは対照的な静けさになるはずです。そんなふう、だったのではないでしょうか。

ちょうどヨーロッパでアントロが戦中、戦後、おかしなものと思われていたころ、フランスの耳鼻科医、アルフレッド・トマティスが声と耳の理論を確立、骨のひびき(骨導音)を生かしたひとりひとりの声を見出すメソッドを開発しているんです。ヴェルヴェック唱法が白い目で見られていたころ、トマティスは同じような人間観で、もっと医学的なアプローチで「しくみ」を言葉で説明することに努めていたんです。もちろん、フランスでは狂人扱いでしたが。

ひびきの村で通訳をしはじめたころ、私は建物の音響になかなかなじめませんでした。また、アントロの人たちから「マイクなし」でやる納得のいく理由を聞くこともありませんでした。そこで、まず自分を楽器としてオーバーホールしよう、とトマティスの発声を学びました。今は某教育機関で先生たちの耳と発声のトレーニングもしています。

ところで、先日のBD総会での2日間ウィスパリング同時通訳、あれは骨導音でやったら、部屋中の人に聞こえてしまうんです。骨のひびきを最小限にしてひそひそ話し続けるのは不健康…。(今後、「陰働き」にならないよう、しくみづくりが望まれます…)

長文失礼いたしました。
  1. 2009/11/17(火) 09:05:38 |
  2. URL |
  3. 冠木友紀子 #-
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます

よっちゃんさん
一度、ワークショップを受けてみてはどうでしょう。シュタイナーはほとんど関係ないですよ。

冠木さん
いやはや、まず、単語が分からず、調べました。(音関係の事は無知なので)
●アルフレッド・トマティス
→トマティス・メソッドというものがあるんですね。「聴き取れない音は発生できない」この法則は聞いたことがあります。
●ヴェルヴェック唱法
→シュタイナーとの共同研究を経て、1924年には人智学に基礎を置く歌唱指導法ということですね。これは知らなかった。
●ウィスパリング同時通訳
→ささやく同時通訳ってことですね。なるほど

>「口角泡を飛ばして」とは対照的な静けさになるはずです。
そうですね。そんな感じでした。

>骨のひびき(骨導音)
なるほど、そうですね。あまり関係ないですが、斉藤一人さんという人が、人に伝えたいときは、喋る時に、お腹が出すように喋ると、よく伝わるといってました。今までは、複式呼吸かと思っていたのですが、違うようですね。骨がひびくということは、体全体が響いているということで、これぞ黄道十二宮を響かせてしゃべっているということになり、なんだか、世界全体、いや、宇宙全体に響く言葉になるような気がします。普通でも、一部は響いていると思うのですが、骨がどこまで響いているかで声の質が変わるのではないでしょうか?それとも、響かせる周波数の違いかもとか、いろいろ推測してしまいます。

冠木さんは、このワークショップ以上のことをすでにしているように思いますけど。耳や声のトレーニングは気になりますが、日常でできる範囲ならしてみたいですけど、どこかに何度も行かなければならないのは、私には無理だなあ。

BD総会の同時通訳については、いつもどうしたものか?と思います。日本に住むBD関係の人の集まりなのですから、わざわざ通訳をつけるのは、甘やかしすぎではないかといつも思います(前々回ドニーさんが来たときだったと思うのですが、ベンさん一人のために一人の通訳を雇ってそれを会の予算として計上していました。このみさん、甘やかしすぎと個人的には思います)。弓木野さんが、ドニーさんはもう少し日本語がうまくなってもらわないと、BDを広めにくいとか言ってましたけど、シュタイナー関係の外人の方で、日本語で講演できる人は他にいるだろうか?と思うぐらい、甘やかされているような気がします(東京方面は全然知らないですが)。来日している人は致し方ないと思うのですが、日本に住むのであれば、まずは、日本語から学ぶべきではないかと思うのです。日本人が外国に住めば、言葉を学ばなければ生活もできないと思うのですけどね。やはり、外人さまさまの業界なのでしょうか。。
  1. 2009/11/18(水) 00:50:47 |
  2. URL |
  3. たわふ #-
  4. [ 編集]

うわ、今書いたことがなぜか消えてしまいました。なんのメタファーでしょう!

トマティス、ヴェルヴェック、さっそく調べてくださってありがとうございます。

今度、12月25-29日、ひびきの村におります。そのときに、仲さんからたわふさんが学ばれたことと、トマティスをシェアする時がもてたらうれしいな、などと勝手に思っております。

BDについてももう、いろいろいろいろ思うことあり。それはメールで、あるいは会って顔を見て話しなさいよ、という意味でここに書いたことが消えたのでしょうか。

というわけで、あらためてご連絡しますね。
  1. 2009/11/19(木) 12:21:58 |
  2. URL |
  3. 冠木友紀子 #-
  4. [ 編集]

え!?学ばれたこと?

>仲さんからたわふさんが学ばれたこと
いや、そんな冠木さんにお話できるようなことあるかなあ??

ああ、12月の治癒があるときって、一年で一番寒く感じるような天気に、なぜかなるんですよね・・。温度的には2月の方が寒いんですけど。私としては、通販が一番暇な時期でいいんですけど、聖なる十二夜があり、えみ庭が営業していて、みなさん、とっても忙しそうな時期で、なぜか大雪とか寒気とかが来ていて動きも鈍くなるのではと思いますが、お会いできる時間があることをお祈りしてます。(冠木さんがお忙しいのではないかと)

最近、このFC2 Blogの障害が多いので、コメントするときは、どこかで下書きしてから、それをコピペしたほうがいいかもしれません。(障害の多さに、FC2からLivedoorへ引越している人が多数おられるようです。使い勝手は一番いいんですけどね)
  1. 2009/11/21(土) 01:18:05 |
  2. URL |
  3. たわふ #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する