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シュタイナー、したいなあ

シュタイナーについて思うこと

幼児教育手帖Vol.2 芸術編

日本シュタイナー幼児教育協会 bookllet series2
幼児教育手帖Vol.2 芸術編
幼児教育手帖Vol.2 芸術編


幼児教育手帖Vol.1 シュタイナー幼児教育の原点 が出版されて、1年以上経過して、このVol.2が出版された様子。復刻版で約40ページ・・・。再編集に時間がかかるのだろうか?全部で7冊あるはずなので、Vol.7が出版されるのは何年後になるのだろうか・・・。

Vol.1同様、読みやすい、分かりやすい、内容である。(早く全部出版されることを祈っております)

幼児期の体験が、後の人生にどのような影響を与えるかが記載されている。たとえば、水彩画(にじみ絵)については「大人になって他の人との対話において、たとえば慎重に、そして思慮深く機転をきかせながら相手の微妙な変化に対応しつつ自分の考えを提示し、感銘させ、認めさせることができるようになる、そうした能力は、とりわけ幼児期に、絵筆による色の世界に没頭し、それが無意識の教師となったことの賜物なのです。」

他、音楽(メロディー・リズム)・人形・指遊び・蜜ろう・四季の保育(ライゲン)などについても書かれています。

我が家は、2007年5月より、シュタイナー幼稚園に通わせることになった。Vol.1を読んで、家で働く親を見せ、上記のような遊びも、見よう見真似でしていたので、そんなに問題はないと思い、私としては反対していた。幼稚園の月謝が高いのが理由だが、ヨメは断固として行かせたい!というので、ヨメがパートで稼ぐからということで通うことになった。

小児科診察室」のP337「環境に恵まれ、一方の親が家にいて、近所にはいっしょに遊ぶ他の子どもたちもいる、というのであれば、幼稚園に通う必要はまずないでしょう。」とあった。我が家の周りは自然に恵まれているし、両親ともに自宅で仕事している。ただ、周りには、全く家がない畑の中の一軒家。当然ながら、一緒に遊ぶ近所の子どももいない。

また、P338「子どもが幼稚園に通うにふさわしい「成熟」をとげたといえるのは、子どもが「ひとり歩き」できるようになったときです。」とあるので、その時期ではあったとは思う。

子どもは両親を選んで生まれてきているはずなので、金銭的に行けないというのも、カルマ的にはありではないか?とも思ったのだが、ヨメ自身が、実家が自営業で、早期に知的にめざめた子ども時代だったため、身体的にちょっと障害をもっており、わが子もそうなるのでは・・・と、気にしているのである。子どもの時期(特に7歳以下の時期)の過ごし方によっては、その後の人生において、身体的、又は、精神的な障害がでる可能性をシュタイナーは言っている。(すぐに障害として出ないのが分かりにくいので、現代医学では因果関係がつかめない。)

わが子は、元気に、嫌がらず、喜んで、「幼稚園にいく!いく!」と言って、通っている。私の幼稚園時代は、幼稚園バスに乗るのが嫌でよく泣いていた記憶しかない・・・。早い時期に通ったんだろう。わが子は、行かせるまでに、何度となく夫婦喧嘩をしたので、時期的に遅れ、年中さんで通い始めたのが良かったのだろう。(夫婦喧嘩を子どもの前でするのは、よくないカルマを増やすと聞いたことがある気がする・・・)

お金を払って、シュタイナー教育を子どもに受けさせるという親の姿勢に少し疑問を感じる。お金に余裕があるならば、自宅でもある程度実践できるが、余裕がないのであれば、ドタバタした家庭になり、それでは、親自身はシュタイナー的な実践ができない状況になるのではないかと思う。やはり、共同体のような感じが理想なんだろうと思う。(昔の日本の村社会は、ある意味ではよかったのかもしれない。現在ではそのままというわけにはいかないけど。)

でも、北海道に引っ越してから、四六時中、子どもと一緒にいたので、子どものいない時間というのがすごくうれしいというか開放された感じがする。(子どもが何かするのでは?ということに神経を使っているのがよくわかる)
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  1. 2007/06/03(日) 01:46:39|
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