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シュタイナー、したいなあ

シュタイナーについて思うこと

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日本で一番まっとうな学食

日本で一番まっとうな学食
日本で一番まっとうな学食 自由の森学園 食生活部の軌跡を読んだ。

自由の森学園の卒業生がこの本の著者。
「学園では全国から生徒が集っていたため、いくつかの寮があった。そこに住む寮生の3食と、通学生のための昼食をまかなう食堂では、当時から化学合成農薬を使用しない農産物や契約栽培のお米、投薬をしていない肉を仕入れ、400円程度でまったく無添加の伝統食を生徒に食べさせていた。漬物や梅干しも自家製、菜種の圧搾油を惜しげ無く揚げ物に使い、ハム・ソーセージには発色剤を用いないものを仕入れるという徹底ぶりだ。もちろん化学調味料も一切使用しない。」(はじめにP1より)
25年ほど前から、寮生の3食と、通学生のための昼食をまかなう食堂「食生活部」!
食生活部の中の人は、この食事を普通と感じていて、自由の森学園の食堂の特異性をあまり認識していなかった。著者である卒業生も在校中はそんなにすごいとは思っておらず、卒業後年月がたってから考えるとすごいことと認識し、本を作ることに。

「「赤ん坊に与える離乳食は食材も選び、消化のいいようにすりつぶしたりとすごい手間をかけている親たちも、その子たちが中高生になると子ども任せになってしまいがちです」と泥谷さんは嘆く。中学・高校の時期は体ができあがる時期であると同時に、味覚も形成される時期でもあるため、この時期に食べるものは幼児期と同じく重要だというのが食生活部の考え方だ。」(P14より)

「子どもが学ぶことと競争原理との関係は、食べ物と食品添加物の関係ににているといえるかもしれません。(注略)添加物がすべてダメだなどとは思っていません。でもできることなら、その量を少なくして素材の味を大事にしてほしいですね。
 それにしても、学びに対して使われる「競争原理」添加物は、始末が悪い。それは、学ぶ子どもたちから素材の味、すなわち学ぶ面白さや醍醐味を奪ってしまうからです。テストの点数のために勉強するという傾向がそれです。」(P137より)

著者の記事を見つけました→「ひとつのライフワークが結実した。僕が愛する母校・自由の森学園の食堂の本ができました。

千葉にぽっこわぱ耕文舎があったころの話も少しあり。(祥子さんのお母さんがこの学校に関わっていたんだ)

人気のメニューのレシピが10個載っていて実用的ではないかな。梅干は我が家でも毎年作るけど、ピクルスや昆布の佃煮はすごいなあと思う。このピクルスは普通のきゅうりを使う。きゅうりって、ある時期に食べきれないほど大量にできるんだよね。一度保存食を何回か作ったんだけど、失敗した。きゅうりのおから漬けは腐らした記憶があり、きゅうりをそのまま塩漬けにしたこともあったけど、塩が大量に必要で、食べるとき洗い落とすからすごくもったいなくてやめた。この本の保存法ならいいかもと思う。昆布の佃煮は、ダシをとった後(沸騰直前に昆布を取り出した後にカツオダシをとる本格的なダシのとり方)の昆布を佃煮にしているところがすごい。(カツオも何かに使っているじゃないかなあと思ってしまうが書いてない・・・。)
食品の購入先リストも載ってます。

食生活部が存在するだけで、この学校に通わせる意味があると思ってしまう。シュタイナー学校が理想だといって、理想をそのまま形した学校に行くよりは、この食生活部を身近に見る事にできる学生のほうが、何倍もよい影響を受けるのではないか。理想を達成した状態を維持することが重要ではない。表面的に理想的な教育をしていても、その裏方である現実的・金銭的な部分が全く成り立っていない状態は子どもに対する教育としてはマイナスになるのではないかとさえ思う。理想から遠く離れた教育現場だとしても、現実と理想の間で、どうしたら理想に近づくかと考え、すこしづつ理想に近づいている過程やその姿勢が一番重要で、その姿が教育になると思う。その場所だけ理想が実現しても意味が無い。その周りや関わる人たちを巻き込んで(無理やり巻き込むのはNG)地域に根ざし徐々に変化していくこと。そしてその姿勢にゴールはない。

原発問題を見ていると、原発問題に限らず表面的に取り繕っていることが多すぎる。表面的には「安全」と言っておきながら、全然安全ではなかった。表面的には「理想の教育を実施しています」と言っておきながら、その教育の実現のため先生が大変なのに父母は文句ばかりだし地域からはサポートはなく先生だけが無理してがんばって、うつ病になって辞めますとか、その教育の実現にお金が足りなくて、お金がないから担任の先生は生活が苦しくて辞めていきますとか・・、それで理想の教育できるの?と疑問に思わないのだろうか・・(また愚痴を・・・すみません)

食生活部だけでも十分学校の機能をもっているような気がした本でありました。

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  1. 2011/06/14(火) 23:46:11|
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