月の癒しこの本は、チロル地方に古くから伝わる「月のリズム」を著者自信が実際に確かめた内容で、「月の相」「月の星座」を基にした「自然のリズム」に沿って生活すると健康な人生が送れるというもの。普通の人が読めば占いや風水、バイオリズムの本だと思うだろう。(そのためか、沢山の古本がAmazonにあった。そこから買ったが・・)
しかし、この中に、「根の日」は、「血液循環」に良い日で「塩分」に影響を及ぼす。との記載をみて「
種まきカレンダー」と同じでは?と思った。
種まきカレンダーは、本来、農事暦であるため、どの作物をどの日にすればよい影響があるかということを1時間単位で365日分記載されいる。「根の日」とは、根の植物の世話をするのに適した日という意味。
そして、「塩分」は「自我」と関係していると「
健康と食事」に記載がある。それを一つの表にまとめると、
月の星座 | 月の癒し | 健康と食事 |
牡羊座 | 蛋白質 | 実 | 感覚器官 | 身体 |
牡牛座 | 塩 | 根 | 血液循環 | 自我 |
双子座 | 脂肪 | 花 | 腺 | エーテル体 |
蟹座 | 炭水化物 | 葉 | 神経 | アストラル体 |
獅子座 | 蛋白質 | 実 | 感覚器官 | 身体 |
乙女座 | 塩 | 根 | 血液循環 | 自我 |
天秤座 | 脂肪 | 花 | 腺 | エーテル体 |
蠍座 | 炭水化物 | 葉 | 神経 | アストラル体 |
射手座 | 蛋白質 | 実 | 感覚器官 | 身体 |
山羊座 | 塩 | 根 | 血液循環 | 自我 |
水瓶座 | 脂肪 | 花 | 腺 | エーテル体 |
魚座 | 炭水化物 | 葉 | 神経 | アストラル体 |
「種まきカレンダー」は、月以外の惑星の影響も考慮して根・実・花・葉の日を決めている。「月の癒し」は、月の星座のみで決めている。
だから何だ?といわれると占いと変わらないのだが、月や惑星の影響は作物だけでなく、人間にも当然影響を与えているはずなので、太陽系全体の影響を考えた体への影響(健康法)を見出せるかもしれない(シュタイナーも太古の叡智は正しいと言っているし)。
最近、
マクロビオティックが本当に正しいのか疑問で、ある法則の食事をすることで本当に健康になれるのか?と思っていたところ。(月の周期にあわせた食事をするべきなのかもしれない。)
P.S.
黄道十二宮の星座は、西洋占星術では、春分点(3/21頃)を「牡羊座」ではじまるとしている。これは古い時代を基準にしているためで、現代は「魚座」になっている(インド占星術も事実を基準に「魚座」からはじまっている)。「月の癒し」と「種まきカレンダー」では、月の星座のズレがある。1~2日ぐらいのズレがある。これは、基準がヨーロッパか日本かの違いなのか?春分点の取り方の違いなのか?は不明。
ちなみに、西洋占星術では、黄道十二宮を正確に十二等分するが、種まきカレンダーでは、正確に星座のある範囲で区切りをつけるため、等分にはならなない。(西洋占星術はあまりに、規格化しすぎているかも?)
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- 2005/08/27(土) 15:42:28|
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10年近く前に、シュタイナーをほとんど知らないで読んだのだが最近読み直した。
健康と食事→
「天花地星」でも売ってます。「ミルクを飲むとよい」とか「ジャガイモのを食べると思考できない」というような内容で
牛乳以外は、
マクロビオティックと変わらない内容だと思っていた。
読み直してみると、色々な気づきがある。
- ミルクが子どもに対してでよく、大人は代わりに蜂蜜を取ればよい(訳者あとがきより)
- 「蛋白質-下腹部組織」「脂肪-心臓と血管」「炭水化物-肺・食道・口蓋」「塩-頭」
- 「蛋白質-身体」「脂肪-エーテル体」「炭水化物-アストラル体」「塩-自我」
- 蛋白質は、炭素、窒素、酸素、水素、硫黄に分解される。
- 動物性蛋白質も必要。
- 昔ながらの蜂蜜も場合によっては必要。
- 「日曜日-小麦」「月曜日-米」「火曜日-大麦」「水曜日-キビ」「木曜日-ライ麦」「金曜日-カラス麦」「土曜日-トウモロコシ」
なぜ読み直したかというと、
農業講座を一通り読んで、植物や人間、蛋白質などについて違う視点の知識が増えた。
そして、「
月の癒し」を読んだためである。
- 2005/08/27(土) 14:56:11|
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